JBLスピーカー格子柄フロントグリルを3Dプリンターで製作
2021年11月28日
2022年8月12日
3Dプリンター『Ender3 V2』で製作するので、いつものように、Fusion360でモデリングします。JBLのOLYMPUSなどで使用される組格子のグリルは、日本の伝統文様の七宝柄と同じで、円の並列を四分の一ずつ重ねてモデリングしました。さらに音の流れがスムーズになるように、格子の断面を水滴状しました。
3Dプリンター『Ender 3 V2』でプリントします。直径は、Ender 3 V2のプリントサイズ(225㎜×225㎜)ギリギリの205㎜です。
グリル1枚のプリントに13時間かかりました。
マグネットで、ウーファーユニットに直接グリルを取り付けます。
拡大して見ると、格子が曲線形状になっていることが分かります。これは音質変化を抑えるための形状ですが実際試聴しても違いは分かりませんでした。試聴しても違いが分からないので、グリル有り無しでスピーカーを測定しました。
格子グリルをユニットに装着します。
マグネットで取り付けていますが、指で軽く押した程度ではガタつきません。
格子グリルとウーファーの間は、1センチほど開けています。
赤い線が、グリル無し、青い線がグリル有です。
ウーファーが受け持つ、1k㎐以下の帯域を拡大してみます。200㎐以下のチャート形状は、一致しています。200㎐~1k㎐も若干ずれがあるものの、ほぼ同じ形状で音質変化は無さそうです。